人と犬との共生のために
あなたと暮らす犬について知ってください
世界の犬
ファラオハウンド(5G)現在、世界には7〜800におよぶ犬種がいるのではないかと言われています。この数には非公認犬種(犬種として血統書登録団体に認められていない)やすでに絶滅した犬種も含まれており、国際畜犬連盟(FCI)により公認されているのは339犬種(2009年6月現在)、うちジャパンケネルクラブで登録されているのは189犬種と発表されています。ちなみにここで「純血種」と呼ぶ犬は、FCIに加盟する登録団体に「犬種」として公認され、その団体から「血統書」が発行されているものを示しています。(日本ではジャパンケネルクラブがこれに該当します)
FCIではこれらの犬種をその生存目的や形態・用途によって10のグループに分類しています。
- 1G 牧羊犬・牧畜犬
- 2G 使役犬
- 3G テリア
- 4G ダックスフンド
- 5G 原始的な犬・スピッツ
- 6G 嗅覚ハウンド
- 7G ポインター・セター
- 8G 7グループ以外の鳥猟犬
- 9G 愛玩犬
- 10G 視覚ハウンド
犬種が生まれた理由
近年の研究の結果、犬の祖先はオオカミであるというのがほぼ結論づけられています。約1万5千年前の氷河期に出会ったヒトとオオカミは、狩猟のパートナーとして共存することから出発し、長い時間をかけて変貌を遂げてきました。
とはいえいまのように多様な外見、体格の犬が登場するようになってきたのは、人間が犬の能力を利用して狩猟犬、護衛犬、牧羊犬など目的に応じて犬種を人為的に作るようになってからのことです。
オオカミから犬への家畜化の過程の中でその性格や行動、毛色、耳や尾の形など様々な人為的な選択はずっと行なわれていましたが、犬種として確立して見られるようになるのは3〜4000年前くらいのグレーハウンドに似た犬種とマスティフに似た犬種の2つです。この2つのタイプの犬種は絵画や陶器に姿を残し、当時よく知られた犬であったのだろうと想像されます。
さらに時代が過ぎてローマ時代にはもっと多くの犬種について基準が確立され、その特性や機能性が記録されるようになりました。いわゆるスタンダードのはしりともいえるものでしょう。
その後13世紀から15世紀、中世のヨーロッパでは貴族による犬種作出が盛んになりました。生活のためではない権威の象徴としての「狩猟」のために、狩る動物の種類によって使う犬の種類も変える、そういうブリーディングが貴族によって行なわれたのです。上記の犬種グループを見ても6、7、8、10と4つものグループが狩猟犬であることがわかるでしょう。
どんな犬と暮らしますか?
いま存在する多くの犬種は、もとは様々な目的に応じて、その目的のために生み出されました。
時代の移り変わりとともにその役目はあるものは失われ、またあるものは機械やその他のものに取って代わられたりしています。コンパニオン・ドッグとして暮らす現代の犬は、犬種として期待されていた「仕事」をすることはまずありません。それでも彼らは「仕事」に応じた生まれつきの性質や特徴を受け継いで誕生します。
ですからいっしょに暮らしはじめる前にぜひ考えてください。
あなたが望む犬との暮らしに、その犬種はふさわしいでしょうか?
犬の性格、大きさ、毛の長さや手入れのしやすさ、必要な運動量……
まず大事なのは情報を得ることです。
あなたの新しい家族を迎える前に、その犬種についてきちんと調べましょう。
犬種図鑑などもたくさん発売されていますし、インターネットで情報発信しているブリーダーや、じっさいにその犬種と暮らしているファンシャー(愛好家)のサイトなども見つけられるかもしれません。
※情報の利用にあたってはすべてを鵜呑みにせず、利用者自身がよく考えて取捨選択を行なう必要もあります。
シェルティー
シェルティーはイギリス、シェットランド諸島原産の犬です。
小型で長毛の優美な牧羊犬で、機敏な動きとすぐれた理解力をもち、飼い主に対して愛情深く家庭犬として愛される素質の持ち主といえるでしょう。
昨今ではアジリティー・ドッグとして活躍する犬も世界的に多いです。
シェルティーについてくわしくは以下をご覧ください。


